湖国日和

琵琶湖の西側に住む大学院生が地域の魅力を中心に徒然なるままに綴っていきます。

鮒じゃねぇ!―道の駅 藤樹の里あどがわ―

私は、昔から道の駅に行くのが大好きです。
地元は勿論、遠出をした時でも発見するとしばしば立ち寄ってしまいます。


地元産の安くて美味しそうな野菜その土地の特産品地域のお店が出している弁当手作り感あるオサレな小物etc.

言葉にするのは難しいのですが、地域の魅力が凝縮された空間の中で、安心感とワクワクが同時にやって来るような……そんな、道の駅独特の雰囲気が堪らなく好きで、ついつい行くたびに財布の紐も緩くなってしまいます。

滋賀県にもまた沢山の道の駅があり、各々の市町や県の特産品を販売しています。
そんな、道の駅の中でもオススメのひとつが、国道161号線を沿いに位置する安曇川の道の駅『道の駅藤樹の里あどがわ』です。

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綿織物(高島ちぢみ)扇子を始めとする特産品(特に綿織物を使った肌着は肌触り・通気性共にgoodです)
季節の野菜や果物。そして、卵!
地元の看板フルーツであるアドベリーを使った様々なスイーツ。
鶏肉を醤油や味噌ベースのタレで味付けた高島とんちゃんを味わえるレストラン(ちなみに、唐揚げが特にオススメです)
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その中に勿論、滋賀県が誇る特産品の鮒寿司も売っているのですが、鮒寿司以上にコーナーが賑わっているのが。……鯖寿司です。

「何故に琵琶湖なのに鯖? じゃねぇだろ!

と思われるかも知れませんが、実はこれにはこの地域の歴史が少し関係しております。

高島市古来より京都と日本海を結ぶ流通路が通っており、日本海から運ばれた品物が陸の道、或いは琵琶湖の湖上を通って運ばれて行きました。

その中でも福井県(若狭国)から熊川宿を経て、高島市朽木を通って京都へと至る若狭街道鯖街道と称され、若狭と京都を結ぶ物流ルートとして重宝されました。

そして、そうした流通を通じた文化の名残もありましてか、安曇川朽木では鯖寿司へしこを我が家で作るご家庭があったり、鯖寿司のお店も数多くあります。まさに、鯖寿司激戦区です。

安曇川や朽木の道の駅にも色々なお店が鯖寿司を出しています。

何れも甲乙付けがたいですが、個人的には安曇川の寿司屋「仲よし」さんの鯖寿司が特に好きです。

良く脂の乗った肉厚のほんのりと甘味のあるシャリが絶妙にマッチしています。
特に鯖の歯応えがすごく、良く締まった身をスッと噛む時の感覚も凄く気持ちいいです。
商品は笹に包まれた大きめのサイズパックの小さめのサイズとがあり、試しに買ってみるにはパックのものがいいかも知れませんね(値段もリーズナブルですし)。

「興味はあるけど、〆鯖はちょっと苦手で……」

という方もいらっしゃるかも知れませんが、御安心下さい。焼き鯖寿司もあります。
焼き鯖寿司でも脂が落ちることなく乗っており、焼き鯖ならではの香ばしさもあるのでオススメです。

ですが!

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このように昼過ぎには大方売り切れてしまいますので、行くなら午前中がオススメです。

どちらの鯖寿司も美味しくてボリュームもありますので、近くにお立ち寄りの際は是非一度、食べてみてください!


それでは。